株式会社アウラムは、2026年7月13日に開催されたアクセラレーションプログラム「AUTON - Agentic Economy Accelerator Program -」のDemo Dayに登壇し、登壇11組中「第3位」に入賞しました。AI技術とDeFi(分散型金融)の融合により「動産の担保金融」を成立させる、という当社の挑戦と実証成果を発表し、ピッチ全編の動画を公開します。

AUTON Demo Dayにて第3位に入賞した当社代表 福田和博

平素より株式会社アウラムをご支援いただき、誠にありがとうございます。この度、当社が参加してまいりましたアクセラレーションプログラム「AUTON」のDemo Day(2026年7月13日開催)に登壇し、登壇11組中「第3位」の評価を頂きましたのでお知らせいたします。

AUTONは、AI技術とオンチェーン金融(DeFi)の融合をテーマとするアクセラレーションプログラムです。2026年5月の採択から約2か月間、メンターの皆さまの伴走のもとで進めてきた取り組みの集大成として、当日のピッチに臨みました。

▶ 関連:アクセラレーションプログラム「AUTON」に採択されました(2026年5月17日)

当日のピッチ全編動画(スライド日英併記)を公開いたします。

発表の骨子:AI × DeFi が、動産の担保金融を成立させる

AUTON Demo Dayでピッチを行う当社代表 福田和博と会場の様子
Demo Dayでのピッチの様子。「眠る実物資産を、手放さずに活かせる世界へ。」のビジョンから発表を始めました

日本では、不動産には「登記」という所有権を公示する制度があり、担保融資が広く行われています。一方、金インゴットのような動産には登記に相当する仕組みがなく、確かな価値のある資産でも、担保として活かすことができませんでした。当社はこの課題に対し、動産デジタル台帳と民法184条「指図による占有移転」を組み合わせ、現物を金庫から一切動かさないまま占有を移転し、所有権・担保権を記録・検証する仕組みを開発しています。

もっとも、現実世界の資産をブロックチェーンにつなぐには、「オラクル問題」と呼ばれる壁があります。①その資産は本物か、②記録は第三者が検証できるか、③参照している価格は正しいか。今回のDemo Dayで発表の中心に据えたのは、この壁をAIで越え、DeFiで金融として動かすという、AI×DeFiの組み合わせの実証です。

AIの役割は、検証と監視です。登録・監査の場面では、AI OCRがインゴットの刻印を自動で読み取って台帳の記録と照合し、資産の実在性・同一性を検証します。運用の場面では、自律型AIエージェントが複数の金価格ソースを24時間監視し、データの異常を検知すると取引を自動停止し、原因を分析したうえで、正常化を確認して自律的に取引を再開します。

DeFiの役割は、執行の自動化です。担保設定から貸付、返済、担保解除までの一連のサイクルを、スマートコントラクトが24時間365日、人手を介さずに自動執行します。ゴールドの価格は世界で24時間動き続けるため、貸し手を守る担保管理は、営業時間という概念のない自動執行によってはじめて成立します。

検証と監視はAIが担い、記録と執行はオンチェーンが担う。この二つが揃ってはじめて、金融機関の与信基準を満たす「動産の担保金融」が成立する。これが、当日お伝えした中心のメッセージです。

プログラム期間中の実証成果

約2か月のプログラム期間中に、上記の構想を「動くもの」として示すため、2件の技術実証(PoC)を公開しました。

売買の技術実証(6月29日発表):金インゴットを金庫から動かさずに所有権を移転する売買のPoC
ニュース [PR TIMES

融資の技術実証(7月6日発表):ゴールドRWAトークンを担保としたDeFi型オンチェーン・レンディングのPoC(価格データの異常を自律的に検知・遮断するAIエージェントを含む)
ニュース [PR TIMES

開発した仕組みは、どなたでもブラウザ上で体験いただける公開デモサイトでご確認いただけます。

第3位という結果を受けて

AUTON Demo Dayで登壇する当社代表 福田和博
AUTON Demo Dayでのピッチ(2026年7月13日)

以下、代表・福田のコメントです。

「Demo Dayという場で発表の機会を頂き、伴走してくださったAUTONのメンターの皆様、審査員の皆様、そして共に走った同期の仲間たちに、心より御礼申し上げます。

登壇した11組はいずれもAIとオンチェーン金融の最前線に挑むチームであり、その中で第3位という評価を頂けたことを、率直にうれしく思います。同時に、上位のチームとの差は、グローバル展開を見据えた市場性の見せ方にあったと受け止めています。今回は日本でのサービス立ち上げを中心にお話ししましたが、この挑戦は日本にとどまるものではありません。世界に向けた広がりも、これから示してまいります。

私たちが挑んでいるのは、『価値はあるのに活かせない資産』を、手放さずに活かせるようにすることです。この2か月で、その構想をAIとDeFiの組み合わせによる実証として示すことができました。ゴールドは出発点にすぎません。ここからは他の動産へ、そして海外へと、『実物資産の信頼の台帳』を社会のインフラにしていきます。」

今後の展望

当社は、ゴールドを起点に、対象となる動産の種類と地域を広げてまいります。実物資産の所有権と担保を、現物を動かさずに信頼できる形で記録・移転・検証できる基盤を、金融機関・保管事業者・事業会社の皆さまとともに社会実装してまいります。2027年4月のサービス開始に向けて、引き続き走ってまいります。

引き続き、株式会社アウラムをよろしくお願いいたします。